このページでは、セキュリティ対策のひとつである「パスワード管理ポリシー」を解説します。適切に管理するためのポイントもまとめているので、ぜひ参考にしてください。
「パスワード管理ポリシー」とは、パスワード設定時に使用できる文字数、文字の種類、組み合わせ、複雑さなどに関する条件のことです。しっかりとしたパスワード管理ポリシーが設定されていることで、パスワードが推測されにくくなり、不正アクセスなどのリスクを軽減できます。
パスワード管理ポリシーとして、以下のような項目・条件を設定できます。
パスワード管理ポリシーである程度複雑なパスワードを設定させることは、セキュリティ対策として効果的です。しかし複雑すぎると、ユーザーの利便性低下にもつながりかねません。
そもそも、手動のパスワード管理だと、IDライフサイクルに沿ったパスワード管理は難しいのが現状です。また、近年は多数のクラウドサービスやITツールを併用することも増えているため、パスワードのみでの認証だと、セキュリティ維持が困難になりつつあります。
今後のセキュリティ対策としては、パスワードのみに頼るのではなく、例えば多要素認証やSSO(シングルサインオン)を活用したセキュリティ強化を行うことが重要です。
多要素認証やSSOについては、ID管理システムを利用するのが便利です。加えてID管理システムは、IDライフサイクルに沿ったIDの管理(アカウントの自動作成・削除)をサポートしてくれるため、不正IDからのアクセスも予防できます。IDライフサイクルの管理について詳しくはこちら
「IDライフサイクルの管理運用の注意点」
パスワード管理ポリシーで複雑なパスワード設定を強制することは、セキュリティ対策として有効です。ただ近年では、パスワードのみの認証ではセキュリティ維持が困難になりつつあり、多要素認証やSSOを駆使したセキュリティ対策を講じておく必要があります。
パスワード管理ポリシー、多要素認証、SSOを兼ね備えたソリューションとして、ID管理システムの活用が便利です。適切なID管理で、セキュリティレベルの向上を目指しましょう。
ID管理・アクセス管理を導入、推進していく際、企業に立ちはだかる困難は多岐に渡ります。
さらに、それぞれの企業が置かれた状況によっても、必要な機能は様々。
このサイトでは、おすすめのID管理システムをニーズ別に3つ紹介しています。詳しくはTOPページからご確認ください。
「ゼロトラスト」時代のID管理においては、IDが持つユーザー情報と権限を正しくコントロールし、かつユーザーに起こりえる人事イベントと正確に連動できることが重要です。このサイトでは、ゼロトラストに対応できるID管理システムを、企業のニーズ別に厳選して紹介しています。
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