このページでは、ID管理における「プロビジョニング」について解説します。ID管理システムにも密接に関係する用語なので、知らないという方は、この機会にぜひ押さえておきましょう。
「プロビジョニング(Provisioning)」とは、必要に応じてネットワークやコンピュータなどの設備が提供できるように予測し、事前に準備しておくことです。「設備・供給」を意味する「プロビジョン(Provision)」という単語から派生して、この言葉が生まれました。
プロビジョニングの種類として、一般的には以下の3つに分類されています。
プロビジョニングの種類のうち、ID管理に最も関係するのが「ユーザープロビジョニング」です。
プロビジョニング(ユーザープロビジョニング)には、アカウント作成やアクセス情報・権限の更新、削除などのプロセスも含まれます。このアカウント作成から削除までの流れは、「IDライフサイクル」とも表現されます。IDライフサイクルに沿ったID管理は、情報漏洩などのリスクを軽減するためにも欠かすことはできません。
しかし、会社を続けていると、従業員の昇格・降格や異動はもちろん、ソフトウェアツールの導入・削除、事業の再構成・買収・合併など、さまざまなイベントが発生します。これらすべてを予測し対処するとなると、IT部門の管理者にかかる負担は相当なものになってしまいます。
プロビジョニングおよびIDライフサイクルの自動化ができれば、この負担を大きく軽減し、さらなる業績アップに注力できるようになるでしょう。
セキュリティリスク軽減、業務効率化のために必要な「プロビジョニング」。しかし、その負担のほとんどはIT管理者にのしかかっており、手動のみでの管理には限界があります。
そこでおすすめするのが、ID管理システムです。ID管理システムにはプロビジョニング機能、IDライフサイクルに沿った管理が自動化できる機能が備わっており、IT管理者にかかる負担を大きく軽減させることができます。
なおTOPページでは、おすすめのID管理システムをニーズ別に3つ厳選してご紹介しています。こちらも参考にしたうえで、ID管理システムを導入して効率的なプロビジョニング業務を行うことをおすすめします。
「ゼロトラスト」時代のID管理においては、IDが持つユーザー情報と権限を正しくコントロールし、かつユーザーに起こりえる人事イベントと正確に連動できることが重要です。このサイトでは、ゼロトラストに対応できるID管理システムを、企業のニーズ別に厳選して紹介しています。
※「ID管理」でGoogle検索上位30社を調査(2021年3月調査時点)。その中から、「IDの一元管理」「ID管理の効率化」「複数拠点のアクセス管理を一気通貫で強化」というニーズのいずれかに応えられる会社を、それぞれ1社ずつ紹介。